石原さとみ劇場。精神状態が危うくて喜怒哀楽の変化の勢いがものすごい演技、圧巻だった。こういうのやりたかったんだなあ。ただパサパサでぐちゃぐちゃでもどこか上品になってしまっていて、あともう一歩なんか欲しかった気がする(高望み)。
こういう事件はとにかく不運でしかないけど、「自分のせい」と思わざるを得ない立場の人は一番辛いよねえ。夫とどうしても分かり合えないのは、彼の責任はゼロだから。余裕を持って支えてもらうだけではダメで…一方で夫もそれが分かってるから、支えたいけど立場が違うから自分では精一杯やっても妻の苦しみを和らげることができないのが相当苦しそうで、青木崇高の演技も流石だった
中村倫矢も普段と違って、カッコ良くもないし正義漢というほどでもない普通に仕事してる普通に良心のある人というバランスで良かった。メディアの難しさがどうしようもなくなっているのも脇要素として◎
