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ぼくたちの哲学教室のごーのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
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監督と、出演してるケビン校長先生のzoomトークショーの回を鑑賞。

ベルファスト、カトリックとプロテスタントで紛争のあった土地の小学校で子供達に哲学を教える校長先生。
日本の道徳のように用意された答えに導くのではなく、意見の違いを認め考える過程を重視する。
また、感情のコントロールの仕方についても教える。
なにか問題があると子供に話しをさせる。気持ちを吐き出させる事によって気分を落ち着かせているようだった。
いとこ同士でケンカをしてしまうが、校長先生と3人で話し合った結果、仲直りして2人で帰るシーンが印象的だった。ただしこの2人はあとでまたケンカをしてしまうが、、、。
子供と教師のコミュニケーションという意味では、ニコラ・フィリベールの「ぼくの好きな先生」に似ている。

トークショーの内容
小学校の低学年という早い段階で哲学を教えることで、自信を持って人に話をすることができるようになる。
哲学は子供の成長に重要なので日本の教育にも取り入れてほしい。
フェイクニュースや極右的な思想が高まっているこの時代において、哲学はその毒抜きになる。
哲学とは全てを問うことを後押ししてくれる道具、哲学を通して社会的な問題に対していくことが大事。
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