gushijiro

ぼくたちの哲学教室のgushijiroのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
3.5
小学生たちが可愛くてな。

ちみっちゃい子供たちがギューってハグしてくるシーンは、自分が子供に抱きつかれた記憶とリンクしちゃう。

最初のほんわかムードから、10歳児あたりのイジメとか、小学校に爆弾仕掛けられて警報がなったり、ピリピリしてくる。

つい最近まで住民同士で殺し合う闘争があって、そんで、それはバリバリ進行中。

壁には闘争をアジテートする壁画がある環境で、小学生たちはどう過ごすのか。

ハゲの校長は「哲学」をもってして、暴力の連鎖を断ち切ろうとする。

正しさを求めない、お互いを見つけ合い受容する優しい学問が哲学である、と。

親に「殴られたら殴り返せ」と躾けられた子供に、どんな風に親と話すかの練習をする校長は、これこそ「頭がいい」と感じた。

ドラッグの問題も蔓延ってるし、なかなか生きてくのは辛いけど、それでも「哲学」があれば、希望はある。

学校に哲学対話を導入しよう。

あと、哲学やるなら、体力大事だな。
校長の年齢はわからんが、めっちゃいいカラダだった。

教員にトレーニングも導入しよう。
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