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ぼくたちの哲学教室のnaoのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
5.0
地元の映画館で何か観ようと思い立ち、以前「ベルファスト」を観ていたので、同じく北アイルランド・ベルファストが舞台のこちらをセレクト。

紛争の歴史が色濃く残るベルファストで、「意見の違いがあること」を小学生の子どもたちは日頃から学んでいる。
彼らは次々と問題を起こすが先生たちは決して怒鳴りつけたりはせず、対話を通してやってしまったことを整理し、理由を聴き取り、これからやるべきこと(謝罪等)を具体的に考えてもらう。

めちゃくちゃ好きな作品だった。
何より子どもたちが可愛いかったし、彼らと真摯に向き合い対話をする先生たちの在り方に感銘を受けた。

哲学の授業を行う校長先生がエルヴィス・プレスリーの大ファンで、車のダッシュボードにエルヴィスのゆらゆら揺れる人形を置いていたり、校長室にフィギュアがあったり、エルヴィスの写真をプリントしたマグカップ、着メロがエルヴィス等々面白かった。
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