韓国映画が爆発的に世界の注目すべき映画大国になったのは、1999年の『シュリ』からで、それ以前の作品は一部の文芸映画以外はなかなか観ることも難しいです。
韓流20年を超え、今も活躍する俳優さんの若い時の映画を観れるのはありがたいことです。
本作はキム・ヘスさんとイ・ギョンヨンさんが出ている1997年の韓国の妊活の映画です。
二人とも若い上に、ヘスさんは今とは流行りのメイクも違い、ギョンヨンさんはメガネをかけていません。
時代を感じさせますが、古い映画を観るときの楽しみでもあります。
前半はくだらない、お色気コメディから後半はシリアスな展開になっていく構成はこの頃からの韓国映画の特長だったのがわかりました。
シリアスなテーマを捉え直して笑わせながら、後半に考えさせていく構成はまだ拙いながらも、今に向かってどんどん洗練されていきます。
妊活というテーマも今みても古くはないですし、今の韓流ファンも、今のスターの若い時も観れて、満足度が高い作品ですね。
