Yuki

ジュリア(s)のYukiのレビュー・感想・評価

ジュリア(s)(2022年製作の映画)
4.1
※点数には主観がめちゃくちゃ入っています!

ジュリアという一人の女性の様々な“分岐点”から4通りの人生を見ていく映画。
、、、らしいけど私は見ていて16通りくらい広がってるのかと思った汗

なんかこの映画を見た後だったら、映画館で隣に自分と同じように一人で座っている人がいたら、ここで出会って隣同士になったことも運命なのでは!?と思って声かけてしまいそう、そんな内容。(ちなみにびっくりするくらいソロ活勢少なかった)
あとは、家族に何かお土産とか買いたくなる。小さいチョコレート買って帰ってしまった(感化されすぎ)

人生って何で決まるのか?

就職、事故、結婚、出産、、、ライフイベントや出会いなのか、、

確かにそれも大いにあったけど、人生を決めるものにその人自身の内にある「情熱」や「愛」もあると映画を見て感じた。

失敗しても、夢破れても、裏切られても、不慮の事故に遭っても、絶望しても、それらに翻弄され、人生を大きく変えられても、彼女の中にある「音楽への情熱」や、「家族への深い愛」によって4通りの人生だろうと「変わらないもの」もあった。

私の人生の中で経験してきた幾つかの分岐点(ジュリアに比べたら大したことないかもしれないけど)にて、あの時こうしていたら、ああしていたら、、、今、何が変わって、何が変わらなかったんだろう。。??

24歳最後の夜に人生に対して非常に考えさせられた映画でした。

それにしても旦那「映画かよ」ってくらい、絵に描いたようなクズ様やった、まあ映画やけど。

総じてとても良い映画でした!!

7館でしか公開しないなんて勿体無い!!!せめて中四国単位でくらいは公開してください(切実)

“女性は3回人生の分岐点があるから”
“結局頭の先から爪の先まで自分のことを考えてくれる人は親しかいない”

という言葉、どちらも嘗て同じ人に言われて印象的だったけど、これらを思い出す映画だった。

正直ラストは今まであれほど最悪な展開にしてきたのにいきなり良く収めすぎて(個人的には)微妙、、、だけどテーマや構成等そのほかの要素が良かったので目を瞑れる
Yuki

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