ベべべっち

ジュリア(s)のベべべっちのネタバレレビュー・内容・結末

ジュリア(s)(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジュリアズ…

これは久しぶりにめちゃめちゃ好きな作品だった。
期待していた以上。

ただ、けっこう集中していないと置いていかれそうな作りなので、そこで評価が分かれそうだなとは思った。

主人公の女性が17歳の時点で物語がスタート。
そこから何回も枝分かれのifルートが描かれるという構成。

序盤でいうと、ベルリンの壁の崩壊を…
・普通に観に行ける
・バスに乗り遅れて行けない
↑のパターンで分岐する

で、ベルリンの壁を観に行けなかった主人公が、さらに将来の夫に出会えるパターンと出会えないパターンで、さらに物語が派生していく…という流れ。

こういうのめちゃめちゃ好きなので楽しかった。
しかも、どのルートも面白い。




以下、ルートごとのネタバレメモ↓




・ベルリンのジュリア
ベルリンの壁に行く
それが原因で国を出る。父親と疎遠に
ピアニストにはならず
夫も子供もいて普通に暮らす
母親の最期には遠くて間に合わず
金髪

・ピアニストのジュリア
夫に出会えず独身
子どもほしいよりも仕事一筋
母親の最期に演奏の生中継
ピアニストとしては成功
同級生と再会して恋仲に

・事故にあったジュリア
夫には出会える
事故が原因で離婚
後遺症でピアニストを断念
高校の音楽教師になる
教え子の父親と恋に落ちる
晩年、大勢の人に尊敬される
※これが正規ルート

・王道ルートのはずのジュリア
両親との関係も良好
運命の出会い&事故も回避
ピアニストになり結婚し子ども2人
夫と関係悪化
自殺未遂→長女に嫌われる
子どもに会えなくなる
友達に夫寝盗られる
レストランで働く→怪我する
長女救う