EDDIE

ネクスト・ゴール・ウィンズのEDDIEのレビュー・感想・評価

3.4
“勝ったことがない”どころでなく“得点したことがない”サッカー代表チームを導くことになった白人監督。タイカ・ワイティティらしいおふざけ具合で笑わせながらも最後の結果で感動を誘う。とはいえ過程の描き方は弱いなぁ。サモア人楽しそう。

スポーツ映画は好きなのと、「事実は小説よりも奇なり」な話のストーリーなのでめちゃくちゃ期待していました。
決して悪い作品ではないですし、実話そのものが凄すぎる話なのでクライマックスは感動するんですよ。

ただやはりこれは映画。
約2時間の強度に耐えられる物語になっていないなってのが不満要素ですね。
たぶんタイカ・ワイティティならではのお笑い要素で飽きずに楽しめる工夫はされているんですが、主人公のトーマスと選手のジャイア以外には血が通っていないというか表面的な面白いキャラクターだけ付与されている印象。
だから2人以外のキャラクターに全然愛着が湧かないんですよね。

あとは終盤にある選手が合流して、良いところで活躍を見せるんですが、彼がスキルアップしている模様が映画の中で描かれていないので「なんでそれで活躍できるの?」の疑問の方が勝ってしまうという…。

笑えるシーンは多かったし、ファスベンダー演じるトーマスとジャイアのある意味の師弟関係、バディものとして良かったといえば良かったんですけど、期待は超えてきませんでした。

〈キャスト〉
トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)
タビタ(オスカー・ナイトリー)
ジャイア(カイマナ)
エース(デビッド・フェイン)
ルース(レイチェル・ハウス)
ダル(ビューラ・コアレ)
アレックス・マグヌッセン(ウィル・アーネット)
ゲイル(エリザベス・モス)
ニッキー・サラプ(ウリ・ラトゥケフ)
ジョナ(クリス・アロシオ)
ランボー(セム・フィリポ)
スマイリー(イオネア・グッドフュー)
ピサ(リーヒ・ファレパパランギ)
サムソン(ヒオ・ペレササ)

※2024年新作映画26本目
※2024年劇場鑑賞27本目
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