メッチ

ネクスト・ゴール・ウィンズのメッチのレビュー・感想・評価

3.4
目標を成し遂げるためには、課題に挑むことだけれども失敗を恐れずに楽しむこと。ただのゲーム(遊び)なのだから。

みていて一番心に残るのは、なんといっても「失敗を恐れずに楽しめばいい。これはただのゲーム(遊び)だ。」というメッセージ。とても良かった。私はサッカーはやってないので同じ視点には立てませんが、試合に勝つという目標1つに固執し過ぎると他の物事は当然みえなくなるし、その目標自体も見失ってしまうということはサッカー関係なく伝わることがあります。

本作のあらすじは、解雇寸前だった鬼コーチのトーマスは、アメリカ領サモアに飛ばされて、サモア代表の弱小チームをなんとか勝たせるという任務に就く。過去にワールドカップ予選で0-31というボロ負けをしてしまったチームを勝たせることができるのかというお話。

弱小チームが勝利を目指す系のこの手の作品は、世にありふれ過ぎていて正直なところどれも同じにしちゃいがちでしょうね…。結果論で言えば、その考え方が正解なのでしょう。私もそう考えて物事をみるときはあります。
ただ本作のような作品は、その結果に辿り着くまでのプロセスを楽しむもの。メッセージでもあるようにただのゲーム(遊び)なのだから、楽しまないと作品の本質を見失うような気がしました。作品も実話を元にしたドラマというよりギャグ満載のコメディだったので、笑ってみた方がいいそんな感じがありました。
でも、そういうと試合に勝たせるためのチーム育成のプロセスはどうだったか?という話になるので、それは置いておきますがねw

あとは、牧師を演じていた監督が相変わらず表情がうるさかったですねwもちろん褒め言葉です。
メッチ

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