コウキ

ネクスト・ゴール・ウィンズのコウキのレビュー・感想・評価

4.3
どこにだって幸せはある、心さえあれば。

2001年のサッカーW杯予選、米領サモア代表はオーストラリアに31得点を喫して大敗。以降公式戦での勝利はおろか、1点を取ることさえできていなかった。そんな世界最弱チームが1点をもぎ取るべく招集したのは、成績不振で解雇を迫られた落ちぶれオランダ人監督だった…という実話を基にした物語。

王道スポ根映画と思いきや、単に目の前のことにのめり込む大切さを説くのではなく、スポーツ本来の意義や人生の選択肢を示してくれるやさしい映画だった。

相変わらずのワイティティ節炸裂と90分という手軽さも相俟って、ぜひ多くの人に観てもらい作品。
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