くぅー

ネクスト・ゴール・ウィンズのくぅーのレビュー・感想・評価

4.1
【my映画館2024 #9】

“皆、幸せでいろ。”

米領サモアのサッカー代表チームは、2001年にW杯予選史上最悪の0対31の大敗を喫して以来、1ゴールも決めることができずにいて、次の予選のために破天荒な性格で米国を追われたオランダ人コーチが就任する。

はい、実話ベースで先にドキュメンタリーもあっての映画化で、あのタイカ・ワイティティ監督はどんな味付けをするかと思いきや…終始、ハートフルフルに描かれてましたね。

うん、スポ根要素はほぼないので、過度な期待はなさらずに…そちらはドキュメンタリー作品を御覧あれ。

で、ぶっちゃけヌルいしユルく、陽気なお国柄もあるので、あの『クール・ランニング』に近いかも…って、オリンピックにも届かないレベルなのをお忘れなく。

そう、原点をしっかり振り返させてくれる作品…負けられない戦いって煽るマスコミもあるけど、競技は違えど大谷選手を見れば解るだろうし、負けたからって誹謗中傷するのは論外ってことですよね。

にしても、映画ネタをかなりまぶしていて、ニンマリ。

なお、キャストでは、やはりマイケル・ファスベンダー…こんなコミカル寄りな役は新鮮でしたね。
さらには、サッカーチームの面々はもちろん、いい味出してたオスカー・ナイトリーに、エリザベス・モスに俳優タイカ・ワイティティらのサポートも良き。
くぅー

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