なんだか、どうでもいい箇所で
笑いを足してくるところが、
彼の作品を全然知らないくせに
タイカ・ワイティティっぽいって
思ってしまったw
冒頭の本人演じる牧師の出っ歯とか
ファスベンダーの登場シーンの
机椅子の小ささとか。
5段階の説明スライドよりも
そっちが気になっちゃったよ。
ファスベンダーが
米領サモアに到着したシーンの演出は
島の人々を馬鹿にしてるように見えて
ヒヤヒヤしたけど
最後まで見れば、島の人々の心の豊かさが
尊いものとして描かれている事が
伝わってきたので
杞憂でした。
トンガチームとの威嚇のし合いが、
ハブとマングースの物真似みたいなので
微笑ましかった。
楽しく心豊かに生きる事こそが1番で、
スポーツや、仕事や、金を得ることは
その手段の一つに過ぎない。
島の人々の賢さに頭が下がる。
会長が、サッカーの勝敗よりも
ファスベンダーの幸せを気にかける。
なんと言う価値観。泣いちゃうよ。
歴史上で繰り返されてきた、
そこに生きる人々の価値観を否定して
よそ者が強者として
自分の価値観を押し付けることの
愚かさを見せられているんだなと感じた。
