レオン

ネクスト・ゴール・ウィンズのレオンのレビュー・感想・評価

3.7
人気監督高評価作    (★平均3.9 近隣シネコン)う~~ん全体的にはよいのだが、コメディパートがややから滑りしているシーンもあり、肝心な試合描写も・・・。

人気のワイティティ監督だが、私的にオチャラケ度が高く感じて、それほど好きな作風の監督ではない。 (「マスク」や、「少林サッカー」の様な振り切ったコメディー作品は大好きなのだが) 
結果的にその予感どおりになってしまった。 

話の説明をスライド投影を使ってたり、監督自ら作品はかなり"盛ってます"♪と話す等、ドカンと来るべきシーンで・・・笑えない。
もちろん笑えるシーンも多々あるのだが、M1グランプリでさえ、厳しく見てしまう関西人には、パンチラインが弱いと感じる。

そしてチームメンバーもサッカーだから11人なのだが、3人ぐらいにしか個性を魅せず、スポットも当ててない。

が、ファスベンダーは流石の存在感で、その時点での感情がよく伝わっていて、ハーフタイムのコメントでホロッとさせるシーンも。
登場シーンは髭がもじゃっとしていて「誰?」と思わせたが、剃った顔はやはり、ハンサムだった♪ 
さて初得点を取れるチーム作りは出来たのだろうか?は見てのお楽しみ。

尚、「ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦」という、ドキュメンタリー作品(UNEXT見放題)もある様なので、お時間あれば♪

PS
ちなみに2023年鑑賞で一番笑った作品は、ビル・マーレイ主演「知らなすぎた男」(1998年作)だった♪   UNEXT見放題なので、もっと笑いたい方はどうぞ。
https://filmarks.com/movies/23869


↓ ネタバレ含む



もっと各メンバーの個性が多々描写されている作品と思ったが、ニューハーフ(表現古い♪)の上手い選手と、超太っちょ選手、元正規キーパー、
ぐらいしか、フューチャーされてなく、試合シーンも短い。

そしてその大事な試合で、なんと中断し割愛された後、気絶していたマネージャーに話す形での説明シーンに???
なんで、一番感動するパートをリアルタイムで魅せないのか・・。

最近の監督って、普通に感動作を作るのには照れがあって、多少ひねらないと表現として恥ずかしいのか・・とさえ考えてしまう。
まあ、ワイティティ監督は元コメディアンでもあったから、笑いの個性を追求するのは分かるが、セオリー通りでよい箇所は、いじらない方がよいのでは・・。

まったく今作の情報を知らず、偶然見た・・・ぐらいの人なら、結構面白かったよ♪との評価になるだろうと。
レオン

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