『ジョジョ・ラビット』以来、4年ぶりのタイカ・ワイティティ監督作。アメリカ領サモアのサッカーチームはワールドカップ予選を0vs31で歴史的大敗を背負い、チームで1ゴールも得られない最弱小チーム。そこへやって来たのは全てを失った白人コーチ。
ストーリーはシンプルでわかりやすく、キレ性の白人コーチがサモアの人々の生活や信仰に触れることで変化してくというよくある作品の一種だが、タイカの映画ともありコメディ色が強いので楽しく見れた。
一見、普通の映画なのにマイケル・ファスベンダーがいることで、さもアカデミー賞ノミネート作品のような重厚感が映画に生まれている。サーチライト・ピクチャーズなのでアカデミー賞狙ったのか分からないけど、タイカはそんな作品にはさせまいとふざけ倒していて、押し問答になってる変な映画でもある。