眠る猫

ネクスト・ゴール・ウィンズの眠る猫のレビュー・感想・評価

4.8
めちゃくちゃ面白かった。

2001年W杯予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、やって来たアメリカを追われた白人コーチ。チームを立て直すことができるか?

2001年の予選ということは、2002年の日韓W杯の予選だろう。あの時にこんなことがあったとは全然しらなかった。
恥ずかしながら、この映画で独立国のサモアと米領サモアが違うことを知った。
(家に帰って世界地図を広げて見た)

コメディとちょっとシリアスなところもあって、テンポも良く島の人々の朗らかで明るくてポジティブなところに癒される。
冒頭の最悪の試合になった失点シーン、実際にあんな感じだったのか?キーパーが投げたボールが何故かオウンゴールになって、そこから笑いの連続。やる気のなさそうな米領サモアチームと厳しい監督とのすれ違いが徐々に一つになっていく感じは良かった。
米領サモアの人々の優しい言葉に涙する。
「1人で負けるな。皆んなで負けよう」は名言だと思う。

エンドロールで実際の人たちの映像も流れるのも良かった。

トンガチームと牽制し合う時に、お互いが動物みたいにシャーシャー言うのはそういう文化?ちょっと笑ってしまった。
トンガの選手がめっちゃカッコよかった。
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