ゆとりん

ネクスト・ゴール・ウィンズのゆとりんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「弱小チームが
とあるきっかけで奮起し
ジャイアントキリングを起こす」
という、スポーツ映画の王道を
タイカ・ワイティティ監督が
どう描くのか期待して鑑賞しましたが

良くも悪くも
『タイカ・ワイティティ作品』
でした

監督の特徴である
緩いコメディの主張が強く、
スポーツのカッコ良さみたいなものは
あまり感じられません

また、実話が元になっているんだから
調べればわかることなので
事前に調べなかった私が悪いんですが、
(ネタバレを踏みたくなくて…)
サモアの代表メンバーの中に
『ファファフィネ』という
第3の性別を持つ方がおり、
この方のドラマが
物語を半分ぐらい占めているのが
私にはどうも合いませんでした

決してファファフィネの方を
どうこう言いたいわけではありません

ジャイヤ選手の生き方は
美しいと思います

そういうことではなくて、
『スポーツドラマ』
だと思ってこの映画をチョイスしたので
そっちの路線のドラマが絡むという
心の準備ができてませんでした

『弱小チームの逆転ドラマ』なのか、
『ファファフィネ選手のドラマ』なのか、
どっちか1つに絞ってほしかったなと
あくまで個人的には思いました

全体的に決してダメではないのですが、
私的にはもう少し
アツくなりたかったなという印象

監督のファンだという方、
コメディ強めのスポーツものが観たい方は
楽しめるでしょう

そうでなければ
数あるジャイアントキリングものの
スポーツ映画の中で、
今作を選ぶ意味は無いと思います
ゆとりん

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