旅するランナー

白鍵と黒鍵の間にの旅するランナーのレビュー・感想・評価

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)
4.2
【池松壮亮・仲里依紗他舞台挨拶付上映】

ジャズミュージシャン南博の回想録を大幅に脚色して映画化。
池松壮亮が一人二役(南&博)を演じているのがミソ。
また、昭和63年末、銀座のキャバレーでの一夜の出来事として描いてます。
夜の街やお店の裏側を徘徊するような撮り方がイキ。

池松さんがピアノ演奏に真剣に取り組んだみたいで、監督が難しいこと要求してたと後で気付いた、弾きながら話すシーンも見事に演じてます。
それだけに、ジャズ曲を作り上げていくシーンは賛美したくなります。
ただ、その後のシュールなギャグ落ちには賛否別れそうですけど…
「ゴッドファーザー 愛のテーマ」がキー。

<池松壮亮、仲里依紗、松尾貴史、冨永昌敬監督登壇>
・池松壮亮が半年にわたりピアノを練習し、10曲ぐらい弾けるようになった。
・仲里依紗は、ウィキペディアにピアノが特技と書いてあるけど、今すぐ抹消してほしいと否定。
・冨永昌敬監督との前作でも、仲里依紗はちょっと年上の先輩役であり、監督はそのようなイメージを持っている。
・松尾貴史は、昔、安岡力也に絡まれた。