みー

白鍵と黒鍵の間にのみーのレビュー・感想・評価

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)
3.0
それぞれの俳優の演技もすごく良くて、1980年代後半の銀座を舞台にし、夜の銀座の雰囲気や喧騒など時代背景もしっかりしていてその描写にも感動したが、
ストーリーを理解するのに必死で、中身がなかなか入ってこなかった。

見終わって色々整理して、他の人の考察などを読んでやっと“なんとなく”理解できた感じ。
南と博が全くの別人だと思って最初見たので、見ている途中で、???、状態になったが後半でようやく同一人物だと理解。
そうなると今までの話も違う捉え方になってくる。
話の途中でも3年前に戻ったり現在になったりと、今どちらの時代にいるのかがわからなくなり、ストーリーについていくことで精一杯。

後半は茶番だなぁと思う場面もあり、少しシラける。ただ、所々に散りばめられる名台詞などにぐさっとくる。

ジャズという割にジャズ感も薄く、もっと音楽を、ジャズを全面的に出してほしかった。
それでもやっぱり池松くんがかっこよく、二役を演じ分けられているその演技力にも脱帽。
もう一度ゆっくり家で考察しながら見てみたいと思う映画。
映画館で見るには頭の整理が追いつかない。

なんだかよくわからないなぁと思ったが、監督を見て少し納得。「南瓜とマヨネーズ」。昔に見たが、内容は覚えておらずただツラツラと話が進んでいく記憶に残らない映画だったことを思い出した。
みー

みー