このレビューはネタバレを含みます
夢を追いかけるのは、夢への尊敬と憧れがあるからなのではないか。
南博が昭和末期の銀座を駆け上がり未来に夢を見た頃から夢を見失ってしまった3年間を描く。
演出として南と博を別の人間として描き、
それぞれの立場を過去、未来では無く今として表現していると思う。
メインは南で、お店の背景として弾き続ける事とジャズはもっと高尚なもの、曲だけに集中してもらえるに足るものだと葛藤している。
葛藤の部分をもっと写実的にえがいてもらえれば好きな作品と言えた。
よりSFチックに振った最後の展開はあまり好きではなかった。