たまたま紹介で流れたのを見て、ジャズがテーマだし面白そうかなあ?と鑑賞
演奏はとても昭和な雰囲気もあって良いんだけど、う〜ん…やっぱりこの手の邦画は、いったい何を見せられているのか理解出来ませんね〜
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…と思って、他の方のレビューを見ていた中で見つけたのは、この作品の原作を書かれたのが現役のジャズピアニストの南博さんだということ
そして公式サイトにある解説動画を見てみたら、やっとこの作品で描きたかったのが原作者と監督の胸の中にある「JAZZ」なんだという事が分かりました
途中まで不協和音が入りつつも、次第に整っていく流れが「意外と面白いかも?」と思って見ていたら、最後に異世界に迷い込んだような展開ですっかり困惑させられる
でも主役の南と博が原作者の過去と未来であったり、クライマックスの演奏で南役の池松さんが吹き替えなしでピアノ演奏をされてたとか、エンドロールに流れるのが南博さんがこの作品のために書き下ろされた「nonchalant」という曲だということ
そして南が落ち込む異世界から駆け出すもう1人の南?博?の姿こそが、現在の南博さんのスタートだったのかなあ?と
という訳で、この作品は知る人ぞ知る的な楽しみ方が出来ない人にはなかなか響かないストーリーなんだと思いました