ピアニストの話はあまり好みじゃなく、最後まで観れる自信がなかったけど、93分という短さもあってこれはなかなかだったのでラストまで鑑賞。
正直、ストーリーは大した事ないと思ったけど、昭和60年頃の銀座のキャバレーやクラブ、ジャズピアニストという雰囲気がとても良く、コメディ混ざりでもあったので最後まで引っ張ってくれた。
ゴッドファーザー愛のテーマを取り合いするヤクザが面白いし
池松壮亮が煙草吸いながら捨てられて汚れたピアノを弾くのがカッコよく
デモテープ録音シーンはとても綺麗だった。
何にも弾けないけど、参加したくなるような気分。
スルメ映画なんじゃないかと思う。
観る度に気付ける事が多そう。
元ジャニーズ出身の森田剛と高橋和也。
かなり光ってるね。
森田剛は「あいつ」としか言われない役名で相変わらずちょっと狂っていて尖った役が上手いし、高橋和也は益々渋くなってもう本当に素晴らしく安定してる。
この2人のスパイスがとても効いていて引っ張られたと言っても良い。