千里

海辺の恋⼈の千里のネタバレレビュー・内容・結末

海辺の恋⼈(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

あらすじに惹かれて鑑賞。ある男女の出会いから別れまで、そしてその数年後までを描いた物語。

出会いから別れを描くという点で、観ている最中に「花束みたいな恋をした」を思い出したけど、舞台挨拶での監督の発言から「ラ・ラ・ランド」みたいな映画を作って欲しいと言われた為に自分自身の話を入れて作ってみたと仰られていたのを聞いてなるほどなと。

20代の爽やかな青春的な恋愛を描いたという点では好みだったが、やはり題材的にどうしても「ラ・ラ・ランド」や「花束みたいな恋をした」と比較され易く、そういう意味では厳しい意見もありそうかなと。ただ、ラストの締め方は本作が一番好きかもしれない。

特に関係性が良好だった時から悪くなるまでがいきなり過ぎたところがかなり気になった。性的な生々しい描写(この点に関しては上記2作に勝ってる点だとは思う)のすぐ後だったので余計にそう感じたのかも。作中でどのくらいの期間が経ったかも表示されるのだけど、出会いから別れまでめちゃくちゃ早くない...!?リアルはそんなもんなのだろうか。関係が変わっていく過程がもうちょっと見たかったなと。

舞台挨拶で主演のフミカさんを見れたけどめちゃくちゃ細いけどプロポーションめちゃくちゃ良くて眼福。いまおか監督のお茶目な感じも素敵でとても楽しい舞台挨拶だった。
千里

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