たけ

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩のたけのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

観ていろいろ考えさせられる映画。
家族とは。戦争のさまざま状況で、実の娘、ポーランド人の娘ユダヤ人の姉妹、ドイツ将校の息子を家に迎え分け隔てなく隠れ育てる。
国家とは。ウクライナの土地において、ポーランドが支配し、ドイツ、ソ連と支配層が変わっていく。宗教、音楽、言葉を押し付け、最後は子供を奪い洗脳していく。
ウクライナの民謡などあるか!って発言がまさに今のウクライナ情勢とラップしていて歴史は繰り返すんだなぁって恐ろしくなった。
最後のシーンは民族宗教を超えて集まると共有できる少しハッピーなところもあり、暗いシーンの映画でしたけど最後に少しだけ光が差した気がしました。
上映館はあまり多くないけど、おすすめです。
たけ

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