このレビューはネタバレを含みます
1939年〜1945年のポーランド領スタニフワヴフ(現ウクライナ)が舞台。一緒に暮らす、ユダヤ人・ウクライナ人・ポーランド人の家族が、ソ連とナチスドイツに翻弄されていく姿を映し出す物語。
本作の序盤はソ連が占領、物語中盤から独軍の占領、また最後はソ連が占領と色々と変化するので、ウクライナの人たちもといポーランド人とユダヤ人は翻弄され続けたのだろうと思う。
そして今現在ロシアによるウクライナの侵攻が、第二次世界大戦の頃から続いていると思うと、胸が痛くなる。
本作は撮影時期が2019年〜2020年とのことなので、ロシアによるウクライナ侵攻を予感していたのではとも思う…
あとユダヤ人が独軍に家族全員で出頭しろと言われても、当時のユダヤ人はまさか収容所だとは思わないので、リアルな描かれ方だなと思った。
本作の冒頭が1978年のニューヨークから始まるのだが、物語ラストで3人の娘たちは再会を果たす。
