るたー

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩のるたーのレビュー・感想・評価

3.8
なにがあっても子供たちを守る母の強い覚悟と優しさが胸を打ちます

ウクライナ人の家族、ポーランド人の家族、ユダヤ人の家族に、ドイツ人の家族も…
支配者が変わるたびに翻弄される家族=民族、それぞれ各民族が象徴されてて、この国が背負った運命がよくわかる

撮影はロシア侵攻前の2019~20年、物語の修正変更はせず22年2月に公開したそうです
パンフレットのキャストプロフィール、子役のコの[ポーランドに避難中]に改めて同時性を感じてしまう


『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(2019)で描かれた、ソ連による人工的飢餓もウクライナだったんだな…
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