nosexxx

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩のnosexxxのレビュー・感想・評価

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絶え絶えでも
小さな炎は
生き返す
その風の使い方一つ

花を揺らしたあと
誰かの背を
押したとしても

白々しい煙になるのか
けたたましい業火になるのか
選べてしまう
それもまた
恐ろしいけれど
どうせ燃え尽きるのならば
照らしてみたいと
暖めたいと
願うのは間違いじゃない


好き好きでも
無口な心は
思い出す
あの歌の聴こえ方一つ

街に降らせたあと
誰かの手を
引いたとしても

嘆かわしい昨日になるのか
おびただしい希望になるのか
遊べてしまう
それもまた
憎らしいけれど
どうせ振り返るのならば
呑まれてみたいと
諦めたいと
願うのは後悔じゃない


優しさは
ただの優しさで
あってほしかった

白々しい煙になるのか
けたたましい業火になるのか
選べてしまう
それもまた
恐ろしいけれど
どうせ燃え尽きるのならば
照らしてみたいと
暖めたいと
願うのは間違いじゃない
nosexxx

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