レビュー一番乗りですね～!

面白いです。
劇画のように話が進みます。しかもdéco が仏制作ですからしっかりしています。
時代物で一番気になるのはdéco とか歴史監修の正確さ。アメリカ人に作らせるとやっぱり雑。でもこれはフランス製なのでドレスの生地感もちゃんとしている。

プラス豪華なフランスの現役俳優勢ぞろい
しかもアステリックスみたいなユダヤ団体のドタバタお仲間雰囲気ではなく国王ルイ・ガレルが引き締めてる。

さすがにコメディフランセーズ出身。ダラダラしません。風格があります。

基本的に宮廷ドラマですが、ベルジャーノンを見たあとはこう言うのでお口直し。落ち着きます。黒人のお姫様はいません。。
魅力的な女性の役はあの『パピチャ』

彼女のキビキビした動きが働く女性にピッタリ。


熟れた役者が若者パワーで頑張ってる感みなぎってほんといいです。

お話は門戸広め向け+歴史+原作デュマですから、おもしろく、しかも劇的に、チャッチャッと話は進む。あっという2時間。

仮面舞踏会のシーンはバビロンほど圧巻ではないけどがんばりました!!!

あとルーブル宮殿の全景シーンがあまりにもCG。だったけどこれはご愛嬌。

時代劇苦手な人向け、新時代劇。

The Three Musketeers: D'Artagnan　2023年作品
6.5/10
マルタン・ブルブーロン監督
アレクサンドル・デュマ原作
出演者
フランソワ・シビル ヴァンサン・カッセル ロマン・デュリス ピオ・マルマイ
ルイ・ガレル ヴィッキー・クリープス エヴァ・グリーン
フランス製作の三銃士。
1993年の三銃士がチャーリー・シーン、キーファー・サザーランド、オリバー・プラットで
ダルタニアンがクリス・オドネルのハリウッド製作の三銃士も別に悪くは無かったのだけれど、
フランスの物語をハリウッドに奪われた感じでモヤモヤはしていた。
2019年にイタリアが｢ほんとうのピノッキオ｣でハリウッドから自分たちの物語を取り返した。
そして今回フランスが自分たちの物語を取り戻した気がする。
キャストはフランスのベストの俳優を揃えたのではないかと思う。
ヴァンサン・カッセルもいつの間にか良い意味で渋い俳優になってしまった。
そしてエヴァ・グリーン出た途端になにか企んでいるだろうと思わせる存在感が良い。
このキャストで続編が作られると嬉しい。

あの辺の歴史に疎いうえに初三銃士のため、背景を理解するのに時間がかかった。よくできたエンターテイメントだと思う。悪役のエヴァ・グリーン好き。