おさる

きっと、それは愛じゃないのおさるのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

オンライン試写会にて鑑賞

現代的でありながらも古典的な映画でした。
かなり見る側の文化的背景によって感じ方が違うと思いました。

宗教文化が薄い日本ではこの映画で重要なポイントであろう宗教観による家族の在り方的な部分が理解されるかどうか。と感じました。

映画とのタイトル「きっとそれは愛じゃない」
まず愛とは何かという視点と誰に向けての愛なのかという視点。

主人公(?)のカズは最終的にお見合いで家族となった女性と離婚したもののその結果の至る中でカズとその女性は互いに互いを、また自らを愛することができたために相手に本当の自分を伝えることができたのだと解釈した。
そして、元々家族や信仰への愛というベクトルがつい数ヶ月前は他人だった妻と旦那へ向けられることができたが故の離婚だったのだと考えました。

自分の気持ちに気づく、同時に他人に伝える。愛とはそういった普遍的で当たり前なことだと改めて思った映画でした。
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