ドキュメンタリー監督として活動するゾーイは、ダメな相手ばかり選んでしまい恋愛は上手くいっていない。
そんな中、見合い結婚をするという幼馴染のカズの報告に驚かされた彼女であったが、見合いから結婚までの流れを次回作の題材にすることを思いつく。
撮影をしながらゾーイはある思いに気づくのだが・・・。
リリー・ジェームズ目当てでの鑑賞。
宗教やら異文化やら人種やらに、現代的要素をパラリと振りかけながらも、いたってオーソドックスにまとめられたラブストーリー。
パキスタンの結婚事情やウェディングシーンは異文化を知るという意味で面白かったし、画の色調も綺麗でした。
愛の形、結婚の形、どれが正しいとか諭しているわけではないですが、人種や宗教を超えて好きな者同士が結ばれるのが良いんじゃない？みたいな着地の仕方は、まぁ予想の範疇ではあります。
本作で描かれている宗教的なスタンスは、多くの日本人には理解できないところだと思いますが、ゾーイとカズの選択は、本作におけるハッピーエンドのノリで正解なのか心配にはなりますね。
