カワイミオ

きっと、それは愛じゃないのカワイミオのレビュー・感想・評価

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
5.0
『アバウト・タイム』『ブリジット・ジョーンズの日記』の製作陣が、 すべての悩める現代人に贈る、新たな愛と人生のガイドブックムービー❗️

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〜 あらすじ 〜

ドキュメンタリー監督として活躍するゾーイは、久しぶりに再会した幼馴染で医師のカズから、見合い結婚をすることにしたと聞いて驚く。

なぜ、今の時代に親が選んだ相手と?
疑問がたちまち好奇心へと変わったゾーイは、カズの結婚までの軌跡を次回作として追いかけることに。
「愛もなく結婚できるの?」と問いかけるゾーイ自身は、運命の人を心待ちにしていたが、ピンときては「ハズレ」と気づくことの繰り返し。

そんな中、条件の合う相手が見つかったカズは、両親も参加するオンラインでお見合いを決行。
数日後、カズから「婚約した」と報告を受けたゾーイは、カズへの見ないふりをしてきたある想いに気づいてしまう──。

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◎ 感想 ◎

多分飲んでた水分全部出たくらい、予想以上に切ない&感動&心がギュッと泣ける泣ける泣ける。。。

恋と愛、そして世代それぞれが大切にしたい文化に対する考えと、信仰が絡むことによる家族間の様々な問題をテーマに、ドキュメンタリーを撮影するという形でとても濃縮して伝えてくる、とても良き映画でした😭😭😭

後半はずっと泣いてた気がする。

現代を生きる女性にも、その親からその上の世代まで、突き刺さる、痛烈に真髄を突いてくる会話の数々...。グサーーっと刺さりました。
あぁ、この感情を、よくぞ台詞に混ぜ込んでくれた!!ってなる場面多し。

キャラもそれぞれに良くて。ビジュアルも良いのはズルいんだけど。
みんな表情が豊かで、それもとても良かった、というか、泣かせにくるポイントだった気もする。演技がみんな、上手なんよ。


劇場に来てた人たち、意外と男性の40代50代くらいの人たちも多かったように見えたけど、みんな鼻啜って泣いてて、可愛かったな。

マイナーな上映で、上映館が少ないですが、とてもとても良作ですので、ぜひ色んな人に観て欲しいなぁと。音楽がイヤらしくないのも、上手だったなと思った。

今回初めてkino cinéma新宿を利用したのですが、小さいスクリーンながらも、音響が心地よく、こういう映画を観るには当たりな映画館でした◎