ひっさしぶりに観た気がする王道ラブ・ストーリー。結局こういう映画はシンプルに毎度学びがあるし好き。
ドキュメンタリー女性映画監督が幼なじみのイスラム教徒の見合い結婚を撮る物語。見合い結婚というより(親の)支援結婚という言い方をしていた。こういうラブコメは結婚式前に奪い去るパターンがお決まりだったけど、一歩時代が進んだなと思う展開だった。女性映画監督はお見合いについて疑問を持っていて、いろいろ質問をするんだけど、その答えがなかなか勉強になった。「結婚に大事なのは愛じゃない、子供とか家族とか社会への貢献」というようなことを言っていて、私がどうして結婚じゃなきゃダメなのかと聞いたとき、これくらい明確に答えてくれたら良かったのにと思った。最近観ていた『ミズ・マーベル』に続きパキスタン移民の物語で、インド的なものとイスラム的なカルチャーとが融合していて、とにかく私得な映画だった。
