カズザク17

きっと、それは愛じゃないのカズザク17のレビュー・感想・評価

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
4.2
誰かを好きになる事は、自分も含め、誰にも止められない。家族を含む周囲の人達が不幸になったとしても、自分が本当に好きになった人と結婚する。これも正しい一つの選択肢。家族の幸せ・平和が最優先。だから、会った事がない相手だで、相手の事をよく知らなくても、本当は他に好きな人が居たとしても、親が薦める・決めた相手と結婚する。これも正しい一つの選択肢。人それぞれ、家族それぞれ、国それぞれに、考え方・習慣が違う。それらの「それぞれ」が衝突し、どちらかを選択しなければならない時は、非常に難しい・悩ましい選択になると思う。いい夫婦・いい家族を演じる必要があるのであれば、それが無い・少ない方の選択肢を選ぶべきだと思う。
ラホールの街・建物の雰囲気が、エキゾチックで魅力的である。パキスタンのパーティーも、ノリノリで何だか楽しそうである。神に捧げる音楽も、何だか心地いい響きでありながら、心の奥底に響いてくる不思議な音色だった。