ひょんな事から世界耐久スーパー・マラソンに挑戦することになったニカウさん。
100メートルを10秒台で走るその脚力とバネをもってすればレースは楽勝かと思われたが、そのレースにはある秘密の陰謀が隠されていた……。
大ヒットを飛ばしたシリーズ第3弾。
…と、言いつつ、4作目なんですが。
今回は、前作までのアフリカが舞台ではなく、ニカウさんが落とし物であるコーラの空き瓶を届けに遥々中国までやってきたお話です。
そしてマラソン大会に出て、パンダを盗む悪者と闘うという感じです。
香港へ出稼ぎに来ているらしいニカウさんが、なぜか広東語ペラペラであったりするあたり、最初からカオス。
というかコーラの瓶がデカイ!
樽ぐらいあります。
そして動物がたくさん出てきます。
パンダ、ゾウ、トラ、チンパンジー、ポメラニアン、カメ…。
ん!?
中国にゾウなんかいるのか!?
中国の至宝「パンダ」と戯れるニカウさんの姿はマニアならずともタマラナイものがある。
しかし、香港映画らしくカンフーバトルもあったりするが、本筋にあまりニカウさんが絡まない点も災いし、全体的に締まらない作り。
ニカウさんが出るマラソンというのも、4人団体で竹林をかき分けながら進むようなもので、怪し過ぎる。
ちなみにお気に入りのシーンは、ニカウさんと亀が会話するシーン。
亀「ワシをアイツに向かって投げるんじゃ!」
ニカウさん「でも痛いから悪いよ…」
亀「大丈夫じゃ!」
ニカウさん「それじゃお言葉に甘えて…」
亀「カメハメハ~!!!」