けいと

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語のけいとのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

やってることが凄すぎて、ウェス・アンダーソンは現代で頭抜けた存在なんだなと実感させられた
映像は目まぐるしいし、全部喋って説明するから情報過多なのは正直否めない。だけど、むしろどれだけ一つの映画に情報を詰め込められるかにチャレンジしているようにも感じた。(それでも字幕を読まなきゃいけない英語圏以外の人にはやっぱり向いていない気もする)
画面の色使いとか煌びやかさとかの画作りは圧倒的だし、セットを転換してワンカットでいくつものシーンを描く手法は本当にすごいと思う。スタッフを映したり、衣装替えまで映したりとメタ要素をガッツリ映す大胆さも面白かった。『アステロイド・シティ』もそうだけど、演劇に強く影響を受けている印象を受けた。
大好きかと言われるとそこまでではないけど、とんでもない映画なのは間違いないと思う
けいと

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