出だしは福井のPR動画から始まったので、いったいどんな映画なんだと不安になったけど、しっかり伝記映画でした。むめの勘違い片想いのような淡い恋物語もあったけど、一から眼鏡作りを始めて数年で金杯を手にするまでに成長するんだからすごい。「おしょりん」について劇中では詳しい説明はなかったけど、冬に一面雪が降りそれが凍った状態の事のようで、そうなれば目的地まで一直線でたどり着けるということのようで、福井魂を表しているのかな。別段眼鏡作りとは直接的な関係はなく、そちらの方は紆余曲折ありまわり道ありで一直線というわけではなかった。福井が眼鏡の一大産地であること、増永ということで増永眼鏡なのかと思えば結果はわかっていたことなんだけど、創業というのは全財産を賭ける意気込みがないとできないんだろうということは伝わった。そして多くの人たちの善意と協力があっての賜物なんだということもしっかり伝わりました。しかし増永眼鏡のフレームは物はいいのでしょうが高くて食指が動きません。
