『妻を愛していますので。』
1930年代のパリに暮らす2人の女。
売れない女優のマドレーヌ。
新米女弁護士ポーリーヌ。
2人とも仕事がなく困窮しており
家賃滞納でアパートを追い出され
そうに。
マドレーヌは大物プロデューサー
に迫られるのだが、これを拒んで
帰ったら、翌日にはこのエロ親爺
が射殺されて彼女は逮捕される。
弁護を引き受けたポーリーヌは
一計を案じ、マドレーヌにこの
身に覚えの無い犯罪を自供させ
男性の性的搾取から貞節と尊厳
を守る為の正当防衛である事を
主張させ、見事無罪を勝ち取る。
時の人となった2人には取材と
仕事の依頼と彼女達を敬愛する
ファンからのプレゼントが長蛇
の列をなした。
だが、そこに実際にエロ親爺を
撃った『真犯人』が現れて……。
判事や検事、裁判長、陪審員、
すべて男性で既得権益の下駄を
履かせてもらってないと女性と
まともに関われない残念な奴ら。
彼らを戯画的に描き笑いのめし
つつ、女性側の思惑や駆け引き
のありようにもチクリ❗️
イザベル・ユペールが無声映画
時代の名優で今は零落した女優
をエキセントリックに演じてた。
後半はマドレーヌとアツアツの
大企業の御曹司と殺人者を身内
にしたくない親爺を和解させて
ゴールインする流れ。
そこで便宜を図ってもらう為に
マドレーヌはダニー・ブーンが
演じる金持ち親爺に身を任せよ
うとしてこの親爺がかますのが
冒頭の台詞😅
この親爺が何の見返りも無く
マドレーヌの為に大奮闘する
のだが強欲者とクズばかりの
本作に急にナイスガイが登場
するのは違和感が😅
作品じたいは女性の方が楽しめる
内容ですが、レイプシーンが非常
に生々しかったり、意味なく入浴
シーンがあったり、誘惑場面では
オッパイ出したりして『残念な』
男性の目を愉しませてくれます
😆