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私がやりましたのseapointのレビュー・感想・評価

私がやりました(2023年製作の映画)
2.3
年1の頻度でオゾン作品を劇場で観ていると思う。彼の作品は好きなものが多いし、彼の名があればやはり足を運んでしまうのだが…
昨今、量産的?個人的見解だがどうも中身がないっていうか、飲み物なら低果汁飲料的。彼特有の毒にあっとされるんだが、それもイマイチ。
そして今回もあぁ、サクサク作っちゃた感が否めない。主役2人の力量が芳しくなく、ユペールが後半登場で何とか引き締まる。(彼女も他のフレンチ女優に比べ働くねぇ)
それでもキャスト、スタッフ共々ノリで作ってしまったような。この話のからくりもどこかで見たような。

そして現代でもそうだがエンタメ業界は恐ろしい。自分が前に出るまでは善行なんて言ってられない。時に汚い手を使うのは周知の事実。特に女優はね。ここにオゾンによる女性の怖さを垣間見る。

毎年でなくて良い。毒あるプロット期待したいしね。
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