久しぶりのフレンチ映画、よかったです。
フランソワオゾンって、フランスの巨匠ポジションだって勝手に思っていたけどまだ50代で、代表作「8人の女たち」を撮った時はまだ35歳だったんですね。
この映画も見たはずやけどストーリー全く覚えてなくてもうほぼオゾン作品初見ということです
1930年台が舞台というクラシックな雰囲気も相まって女優、衣装、セットが可愛い。
もっと大勢で犯人ポジションを取り合うのかと思ったけど主人公と親友チームと真犯人と取り合いで構成はシンプル。その代わりにしっかりと伝えたいメッセージに重点を置いていた。
女性の描き方や主張の持っていき方が現代的マインドで良い。
か弱いけど賢くて強かである。
これが女性監督でこのテーマを描いたら、女性の醜いところも暴いてしまうんではないかと思う。男性監督だからこそ、自身の性にはない美しさにフォーカスできるんじゃないかとなると、多様性ってやっぱり大切だなと思う。
