無何有郷

HOW TO BLOW UPの無何有郷のレビュー・感想・評価

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)
5.0
フランス版タイトルは『サボタージュ=破壊』、上映後に環境団体「大地の蜂起」と親パレスチナ運動で頭角を表してきたユダヤ系団体Tsedek、原作「パイプライン爆破法」の作者アンドレアスという豪華アクティビストらの討論付き。

登場人物1人1人がなぜ運動に入っていくのかの描写がやや物足りないのと、実際こんなうまくいくか?もっと当局からの抑圧や妨害があるのでは?という疑問が湧くが、短いテンポで見せていく演出に気候危機に対する切迫した感じが表れているとも取れる。そしてこの映画で示されている行動方針=人に対しては非暴力でありながら象徴的なインフラ(映画では石油のパイプラインや車、ヨット) を狙う、というのは普通に現実的かつ妥当な気が。
無何有郷

無何有郷