倉持リネン

ワカンダ・フォーエバーの裏側の倉持リネンのレビュー・感想・評価

3.8
ワカンダフォーエバーの舞台裏に密着したドキュメンタリー。

映画が出来ていくのを見れるという面白さもあるが、やはりあの悲しい出来事をキャストや制作陣皆が家族のように支え合って向き合ったかを見る事が出来て良かった。

アフリカの言語や水中での演技や慣れないスーツ(失敗すると発火の恐れあり)など、演技の域を超えた難しい問題にみんなが向き合って練習して作り上げた作品だとわかって、それがあのクオリティに繋がっていたんだと思った。

衣装や舞台に関してもやはり素晴らしいほん作。
ワカンダ人は前作に引き続きアフリカの伝統的なデザインを用いつつシュリに現代的なスポーツウェアを着せたり、メカのデザインも他の作品とは違ったシルエットで長年鎖国していた独特な雰囲気を醸し出していたのだと分かった。

タロカンのデザインはマヤ文明を元にしているということで、コミックの魚人っぽいデザインにマヤの伝統的なアクセサリー(ピアスや鼻輪など)が加わりより神聖な感じがして面白いと思った。

ブラックパンサー1作目の衣装についての動画も以前Vogue japanか何かに上がっていて見た記憶があるんだけど、今調べたらYouTubeからは消えてしまっていた……


MARVELがディズニーに買収された時は「えっ!?」と思ったが、お陰でこういうドキュメンタリーが作られ拘りや裏話を聴けるのはありがたいし、何度も映画を見返したいと思う。
倉持リネン

倉持リネン