殺る気なマックス

KGB闇の戦士の殺る気なマックスのレビュー・感想・評価

KGB闇の戦士(1985年製作の映画)
3.6
KGBに裏切られたスパイをスリリングに描いたサスペンスアクション

監督はのちに
セガールの「死の標的」や
ブランドンリーの「ラピッドファイアー」
を手がけるドワイト・H・リトル監督
今作はそんな彼の初期作品です


【概要】
祖国にいる妻子と別れアメリカに潜伏しているKGBのピーター
ある日、上官の指令により機密情報を盗む任務に就くがその情報を受け渡す際KGBの仲間に殺されかける

黒幕を探るため駐米KGBの最高責任者ニコライの元を訪れるがそこでも命を狙われ逃亡する羽目に

その後、ピーターは生き残るためアメリカのNSAと取引しKGBの情報を渡すことを誓うのだがそれも見通しているニコライ達は妨害に入る
そんなKGBの魔の手はピーターがアメリカに潜伏する際共にパートナーとして潜伏していたアデルの身にも迫り…

【感想】
ジャケはピーターとアデルですね
今作スパイアクションとして中々楽しめる作品でした!

スリリングなストーリーにスピード感あるアクション、逃亡劇と暇することなくラストまで一気に突っ走っていく

ストーリーに関しては
KGBの魔の手から逃れるため仲のいい工作員達と亡命を図ろうとするピーター

それを許さんとするKGB幹部達が残忍なキャラクターとして描かれており
亡命を図る工作員達への同情から感情移入でき、また迫り来る危機をスリリングに感じられるようになっていた

また、アクションに関してはニコライ邸から脱出してからのチェイスシーンが中々躍動感あって良かった
走って追ってくる敵と
車でピーターを轢き殺そうと追ってくる敵双方から逃げるシーンなのだが
車で迫り来るシーンが中々😊
映画的なチェイスシーンでなく
本気でスタントマンを轢き殺しにきてるようにしか見えないシーンで
ピーターの車のかわしかたも映画的な映えを意識したかわしかたでなくガチの轢き殺されかけてる人のかわし方で
ヒヤヒヤしてくるあまり鑑賞中身を乗り出して見てしまったwww

また、ラストの港の倉庫近辺でのKGBとNSAの撃ち合いもそれなりに盛り上がる仕様だった
作品全体通してはピーターのキルカウントは数えられるぐらいだが
アクションとしての規模はそれなりにありラストまでしっかり楽しめた

最後にフィルマークス運営さん今作の登録ありがとうございます😊