マクガフィン

花腐しのマクガフィンのレビュー・感想・評価

花腐し(2023年製作の映画)
2.9
女とピンク映画を掛け合わせ、ノスタルジックな喪失からの悔恨と、ほんの僅かな未来への光明か。原作未読。

悔恨をモチーフにするが、男二人の視点ではピースが足りないのは当然で、男達を反対にしたら的なことも綺麗には伝わらなく、様々な境界線も曖昧に。タバコの煙や梅雨の匂いやSEXの時の汗がまるで感じられない。

たしかにターニングポイントはあるが、それ以前の根本の問題に。女をモノ扱いしたことに気づけなことに尽きるので、シンプルに脚本が古臭かった。