Nove

花腐しのNoveのレビュー・感想・評価

花腐し(2023年製作の映画)
4.0
映画という魔物に取り憑かれたものたちは、そこから逃れることはできない。
足掻けば足掻くほど、沼地へと沈んでいく。
その花が美しいほど、突然散っていく。
そして腐り、忘れ去られる。
愛した人を語り合ううちに、失ったものも大きさに気づく。
映画が人生ならば、人生のシナリオを書き換えたい。
ひとつの救いは、映画人たちの悲壮感のなかにも、美しいロマンスはあったと言うこと。 
こんなに美しいエンディングがあるなんて、だから映画はやめられない。
Nove

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