【万葉集とさよならの向こう側】
旧暦四月に降り続く長雨のことを「卯の花腐し」という。
冴えないポルノ映画監督に綾野剛、脚本が書けない脚本家志望の男に柄本佑、俳優志望の女性にほないこか(ゲス極)ことさとうほなみ。
ある映画監督と女優が海辺で心中している絵から物語は始まる。
家賃滞納している綾野が待ってもらえる条件として、解体予定のアパートから立ち退かない住人柄本の説得を任されるが、二人は打ち解けてそれぞれが付き合っていた女性の思い出話になるが、その女性ってまさか…に。
この作品における天気はほとんどが雨であり、しかもある地点と時点から大雨になるのがミソ。
雨の降っているシーンは…なのである。
けっこうな官能シーンがあるので念のため。