ふ

花腐しのふのネタバレレビュー・内容・結末

花腐し(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

小説読んだ後みたいな気分になる映画
R18見るのは2本目でめっちゃ緊張しながら見たけど別ベクトルって感じ、場面による
基本モノクロで過去だけに色付いてるの、完全に祥子に未練タラタラ過ぎて分かりやすすぎるぞお前ら‼️の気持ちになった 良い

栩谷も伊関も最後までクソ女々しい男で祥子めっちゃ可哀想やなって同情してしまった
栩谷おまえは不器用すぎる!もっと喋れ!
書き換えるほどには後悔してるからそれなりに祥子を愛してたはずなのに、でも栩谷がまた映画撮ろうと動き出すには祥子との別れ・死が必要やったんかなと思わざるを得ない
そのスイッチがリンリンとの夜なのが若干浮いてて最悪😭とも感じたけども

さよならの向う側は祥子→栩谷へのメッセージそのもので、ドレス姿の祥子(幻)を追いかけた先で初めて栩谷の涙見れた時にそういう事か〜と思った、やっと自分の感情に気づいたんやろなと……
伊関は早い段階で栩谷を見抜いてたように思う素振りいっぱいあったし、祥子(幻)が入っていった先が伊関の部屋なのは伊関が栩谷にとって祥子と同じぐらいスイッチととれる存在なんかな!一晩だけのソウルメイトみたいやったな……嵐のような男やで……

とにかく栩谷と伊関みたいな男とは付き合えんなと思うけど、同じ女に恋して振り回して振り回されて「いい女だったな」って肩を叩いて慰め合うような長い語り、マジでよかった これからの世界にも色付くといいな
タバコくわえてジャケット脱いで置くまでのタイミングピッタリの2人見てたら笑えてきた、悪友感

さよならの向う側熱唱する剛よかったな〜!あの終わり方やから見た後に少しの幸福感もあったんかも!
常に梅雨の湿気ムンムン帯びてますぐらいのジットリした雰囲気の剛とえもたす、ありがとう
ふ