Sho

首のShoのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.5
北野武監督の時代劇作品
加瀬亮 西島秀俊をはじめとしたお馴染みの北野組豪華俳優陣
期待しないわけにはいかないワクワク感

ほぼ前情報いれずに観たのですが、北野武が執筆した小説が原作のようです。
戦国時代の「本能寺の変」を題材に「北野武らしさ」をたっぷり盛り込んだ新解釈時代劇といったところでしょうか。

体感
シリアス4:コメディ6
といった印象。
もっとシリアス寄りだと思ってました(^_^;)
木村祐一の名前が上の方にある時点で気づくべきでしたが笑

羽柴秀吉(北野武)×羽柴秀長(大森南朋)×黒田官兵衛(浅野忠信)が揃うシーンがほぼコント。

新左衛門(木村祐一)は真剣な芝居でも笑ってしまう。
※人を笑わせる落語家の始祖として実在したみたいですが

そのせいもあり、明智光秀(西島秀俊)×荒木村重(遠藤憲一)も「あ、そっち?」って思ったら笑えてきてしまい。

侍に憧れる百姓、難波茂助(中村獅童)は七人の侍の菊千代(三船敏郎)を意識しているのかなと考えました。菊千代を13倍ぐらいクズにした感じ。

期待通りだったのは織田信長(加瀬亮)。
「皆殺しに決まっとるがやぁ~」
もう掴みから最高(*`ω´)b
画面に映るたびにワクワクしました。
自分が2023年鑑賞した作品の登場人物たちの中のベストキャラクター差し上げます。
いや、ここ5年ぐらいの中かも。

作品としては、ジャケットの謳い文句通りどいつも狂ってやがりますしだいたい悪人です。
ただ。
ヴァィオレンスと笑いの融合としてはアリですが、個人的にはもう少し笑いのバランスが少なめが希望でした。
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