たけしお得意の
死が目の前にある人々の遊び。ゲーム。
虚無の香りがずっと漂っているのも同じ。
ただ振り回されている人々だけ。
ドラマも何もあったもんじゃなく
呆気なく流れるように死んでいくのが良い。
ところどころ往年のテンポを
感じさせるものの
緩み切ったテープのような編集が
諸行無常ぽくて逆に味わい深い。
「首」がタイトルならやってくれるかなと
思っていたことを最後の最後に
やってくれて歓喜。
そして生臭坊主というセリフを聞いて
当たり前のように
フリーレンを想起したわけだけど
あれも死と諸行無常の作品だった。
