このレビューはネタバレを含みます
久しぶりのキタノ映画。
単純比較はできないが、黒澤明監督の『影武者』や『乱』と同じテイストを感じた。
衣装デザイナーが黒澤和子さんだったことも影響しているのかもしれない。
織田信長役、加瀬亮のブチギレっぷりが凄い。
黒田官兵衛役、浅野忠信がカッコ良かった。
たけしと羽柴秀長役、大森南朋と浅野忠信、三人の掛け合いのシーンで、演技ではなく本気で笑っているような箇所が面白かった。
明智光秀役、西島秀俊の「敵は本能寺にあり!」の台詞が無かったように思う。その台詞があるのと無いのでは、観客動員数が万単位で違ったのではないか?
たけしの過去作品に出演した役者がオールスターで勢揃いした感がある。
CGの無かった時代の黒澤明の『乱』とは違い、首を刀で切り落とされるシーンが何箇所もあった。
黒澤明が存命だったら、同じような表現をしただろうか?