ヒカル

首のヒカルのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.0
邦画実写は殆ど観ないのですが、キリエ、ゴジラ共にツッコミどろが多いながらも観て良かったと感じたことや、本作には角川か15億出資したとのエピソードを知りアニメ・ラノベ好きとしては本作で赤字確率95%の角川を応援すべく劇場へ(興収はレジェバタの25億くらいがMAXかと思います。配信・Blu-rayの2次利用込で5億赤字がベストくらいでしょうか?) 


北野武監督初心者の感想ですが、退屈はしないけど感動もハラハラもしない贅沢な一品という感じでした。角川の1社出資だからこそ許され、北野武監督のわがまま全開で作られた珍妙な作品です。誰にもオススメしませんが、30年後くらいにカルトムービーとして世界的評価を得ている可能性が少しだけあるので興味のある方はどうぞ。私は角川の勇気を称えてオマケで3点にしときます。


キム兄と秀吉、秀吉弟、黒田官兵衛の掛け合いは面白かったです。無駄にお金がかかる合戦シーンは面白くもなんともなかったので、低予算でそこの人間ドラマに絞って作った方が面白かったかも知れません。今回北野武の滑舌の問題で字幕が必要かもと思ってましたが、信長の尾張弁の方がヒアリング困難で30%聞きとり不可でした。


スタッフロール(役者部分)で武がビートたけしとなってたのはこの映画はコメディですよ、という表明なのでしょうか?(初めて北野武の映画を観たので、いつもがどちらの名義でされてるのかを存じてません。)
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