初めて見た北野映画だったが、周りの意見を聞いてみるとそこまで北野映画らしいわけではないらしい。個人的に北野映画はアウトレイジのような暴力性しか知らなかったからあまり分からなかったが、他の作品を見れば感想も変わるのだと思った。
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思うに北野映画を見るという上で前提知識は要らないが、「本能寺の変」映画を見る上での電停知識は必要だと感じた。新説まで取り入れた作りになっているから「敵は本能寺にあり」だけを知っている人間からしたら分かりにくい部分も正直あった。そこは自分の勉強不足だったと認識している。（劇中でのテロップの説明も多かったし）
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ただ思うに今回の映画の暴力性はただ不快なだけの暴力で芸術に昇華されてはいなかったなと思う。淡々と人が殺されるのが北野映画とは知りながら、あまりにも大勢が一息に殺される姿に、それが戦争の内情とは分かりつつも辛い気持ちになった。
